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イタリアはラテン系の国らしく、マナー一般に関しては、あまりうるさい事は言いません。
食事も、「楽しく、おいしく食べるのが、一番!」というお国柄ですから、あまり堅くなり過ぎない事です。
とは言え、最低限守った方が良い事や、習慣の違いから、日本ではごく当たり前の事が、イタリアではとんでもなく不作法な行為だったりする事があります。
ここでは、そういった事についてお話したいと思います。
絶対にしてはいけない事
その1)スパゲッティーなどのロングパスタを音を立ててすすり込む事。
日本では、お蕎麦、おうどん、ラーメンとどれも豪快に音を出して食べますが、イタリアでは、食事中はなるべく音を立てないで食べるのが、最低の礼儀とされています。
ですから、スパゲティーをズルズルと音を立てて食べるのは、人格までも疑われかねない程、不作法な事なのです。
とはいえ、長年培って来た習慣を変えるのは難しく、頭で解っていても、自動的にすすってしまうかもしれません。
そういう方には、ロングパスタではなく、ショートパスタをオーダーされることをお勧めします。
その2)お皿、シリアルボールなどを持ち上げて食べる事。
日本料理では、お茶碗、お味噌汁、小鉢など、手に持って食べますし、反対にテーブルに置いたたまま食べるのは、それこそお行儀の悪い事です。
しかし、イタリアでは、テーブルの上のものは、グラスとカトラリー以外持ち上げてはいけません。
シリアルボールは、お茶碗と形が似ている為、うっかり持ち上げてしまいがちですから、気を付けましょう。
お皿を手に持って、フォークでかき込むなどもってのほかです。
その3)女性が同席者の男性にワインなどのお酒類をつぐ事。
日本では、もっぱらお酌は女性の役目ですが、ヨーロッパでは、男性の役目です。
テーブルで、同席者の男性にお酒のサービスをするのは、商売の女性だけですので、くれぐれもご注意下さい。
また、お水も男性にサービスして貰いましょう。
ただ、気軽な仲間内のパーティーなどでは、この限りではありませんが、それでも、通常男性が気を配っている事が多いです。
その4)飲み物をついでもらう時グラスを持ち上げる事。
日本では、テーブルの同席者に飲み物をついで貰う時、グラスやコップを持ち上げて、感謝の気持ちを示しますが、イタリアではいけません。
グラスを持ち上げると、不安定になってしまうからなのでしょう。
ついで貰っている間、グラスに手は触れず、ついで貰った後に、ひとことお礼を述べれば十分です。
その5)ある程度高級なレストランで、デザートが終わる前に煙草を吸う事。
できれば、レストラン内で、煙草を吸わないにこした事はありません。
煙草のにおいが、お料理やワインの香りを台なしにしてしまうからです。
まだ回りのテーブルでは、食事中の人がいるかもしれません。
どうしても、がまんの出来ない方は、デザートが終わるまで待って、控えめに吸いましょう。
また、煙草に火をつける前に、必ず同席者に煙草を吸っても良いか聞きましょう。
最終的に、良いマナーというのは、同席している人々に嫌な思いをさせないという事です。
ですから、口の中に食べ物を頬張ったままおしゃべりをしたり、
グラスの縁を口紅や食べ物の脂分でべったりと汚してしまったり、派手にげっぷをしたり(どうしても出てしまうときは、なるべく控えめに。
後で、「失礼。」と一言いいましょう。)、カトラリーをガチャガチャと音を立てて使ったり、
と自分が同席者にされて嫌だと思う事をしないようにすれば大丈夫です。
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