時々、カトラリーやグラスが、テーブルの上にずらっと並んでいる時、どれを使ったら良いのか解らないとおっしゃる方がいます。
これは、少人数で、レストランに行かれる分には、心配しなくても良い問題です。
と言うのは、カトラリーは、お料理ごとに合った物をそのつど持って来てくますし、
ピッツェリアでは、ひと組のナイフとフォークを、最初から最後まで使います。
でも、もしかしたら、グループで行くので、もうメニューが決まっていたり、イタリアで昼食会や結婚式にご出席という方もいらっしゃるかも知れませんね。
カトラリーは、両側の外側から内側へ順番に使って行きます。
たまに、前菜の前に突き出し風の物が出て、ナイフと組みになっていない小さなフォークがセットされている場合は、この突き出し用です。
もし、何も突き出し用だと思われるフォークが無い場合は、手で召し上がって良いのです。
大抵、手でつまみ易い形になっているはずです。
「食べ終わりました」の合図は、お皿の上に、斜めにナイフとフォークを並べて置きます。
「まだおわっていません」は、お皿の両側の縁に、それぞれ、ナイフとフォークの先を掛けておきます。
さて、グラスは、左から右に、水、赤ワイン、白ワインの順番で、水用のグラスが一番大きく、次ぎに赤ワイン、一番小さいのが白ワインです。
シャンパンフルートは、右端、左端、手前、向こう側などに置かれます。
飲み物をついで貰うのを断る時は、手でグラスの縁を触れます。
でも、手のひらですっぽりとグラスを覆ってしまわないで下さい。
また、他の人に、飲み物をつぐ場合は、グラスになみなみと注がず、特に、赤ワインの場合は、グラスに半分程で十分です。
それから、酒類を無理に勧める事は、相手がイタリア人の場合は、失礼にあたりますので、気を付けましょう。
万が一間違ってしまっても、ボーイさんが新しいカトラリーを持って来てくれますから、心配することはありません。
それに、イタリア人だって、間違える人はいます。
おしゃりに夢中で、前菜の時にメインディッシュのフォークをひょいっと持ち上げて...などというのを、何回か見た事があります。
また、どうしても、良く解らない時は、回りの人達と同じ様にすれば大丈夫です。
細々としたマナーにこだわるより、美味しく、楽しく、心地よく食事をする事が、一番大切です。