イタリアワインについて

(2)イタリアワイン法


イタリアワインについて

はじめに
(1)イタリアワイン概要
(2)イタリアワイン法
(3)イタリアワインになるぶどうの品種
(4)イタリアワインの種類

DOCGリスト
スプマンテ メトード クラッシコ
スプマンテの糖度の表記


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イタリアワインの格付けとして、DOCG、 DOC、IGT 、Vini da Tavola といった言葉を耳にされた方は多い事と思います。 これは、1963年に制定された、イタリアワイン法による格付けで、日本語では、それぞれ、

  • DOCG(Denominazione Origine Controllata e Garantita)=原産地統制保証呼称ワイン
  • DOC(Denominazione Origine Controllata)=原産地統制呼称ワイン
  • IGT(Indicazione Giografica Tipica)=地域特性表示ワイン
  • Vini da Tavola =テーブルワイン
と呼ばれています。

簡単に説明すると、これらは、ワインの品質を保証するもので、ぶどうの品種、栽培地域、栽培方法からワイン醸造、熟成期間、瓶詰め、 出荷に至るまでの一定の条件を満たしたワインという事です。 格付けは地域単位で行われ、醸造業者に対して行われる訳ではありません。 ここでは詳しく述べませんが、DOCG になる為の条件はかなり厳しいもので、 DOCGワインには、農林省の発行するラベルが付いています。赤ワインには、ピンク、 白ワインには、黄緑のラベルですが、スプマンテは、白でもピンク、緑の両方があり、 この限りではありません。


また、この格付けは固定ではないので、新しくDOCG入り、DOC入りする銘柄が発表される事があります。この場合は、DOCGに指定された収穫年の物からラベルが付く事になります。 例えば、タウラージは、1993年収穫の物からDOCGになったので、1992年以前の物には、ラベルが付いていません。 タウラージの場合、熟成期間が、収穫年の12月1日から数えて最低3年と決まっているので、 ラベル付きのタウラージが市場に登場したのは、1996年12月になってからでした。

ところで、これはよく間違え易い事なのですが、この格付けは、あくまでも品質(規則に従って醸造されたという事)を保証するものであって、 決して「おいしさ」を基準にランキングしたものではないという事です。 確かに、DOCGになる為の条件に、「化学分析及び11人の試飲」という項目があるので、味わいも、もちろん保証はされています。 DOCGワイン生産者たるもの、品質に気を遣う様に、味覚の向上にも、当然努めているでしょう。 「流石にDOCGだ。」と思わされるワインも多数あります。 ですが、DOCワインより、DOCGワインの方が美味しいという意味ではないのです。

そして、こういった規制外で、自分の好きな様に、おいしいワインを作りたいという醸造家もいる為、 ランクではVino da Tavolaでも、味は第一級品などというワインもあるのです。 ただし、この様なVino da Tavolaはお値段の方も、第一級品の事が多いのですが。 例を挙げると、今ではイタリアワインの中で、最も有名になったサッシカイアも、もともとはVino da Tavolaでした。(現在は、BOLGHERI DOCです。)

もちろん、高いワインが必ずしもおいしい訳ではありませんが、 良心的なワインを生産する為に必要な最低限のコスト、という物はあります。 ですから、大切な食事や贈り物で、どうしても失敗したくない時は、DOCG、DOCワイン、 冒険出来る時には、ランクにとらわれず、色々なワインにチャレンジしてみるのも、いいのではないでしょうか。

最後に、この格付けは、地域単位の為、同じDOCGの物でも、醸造業者が違うと、ワインも違った物になって来る場合があります。もちろん、地域の特色、ぶどう品種の特徴などは同じなのですが、業者によってヴァリエーションがあるので、そういった事を比べてみるのも面白いと思います。




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